「AIで答えが一瞬で出る時代に、まだブログを書く意味ってあるの?」
そんな疑問を抱いたことはありませんか。検索すればAIが一瞬で情報を整理してくれる今、ブログを書く時間や労力が本当に価値になるのか――私自身も何度も考えました。
確かに生成AIは速くて網羅的です。でも、正しさだけでは満たされない“人間らしい価値”を求めて、私たちはまだブログを必要としているのです。この記事では、AIには置き換えられないブログの強みと、これから生き残るブログの在り方を一緒に考えていきましょう。
それでもブログの価値は失われない理由
それでも、ブログの価値がなくなったとは思わない。理由は単純で、生成AIは人ではないからだ。
人が文章を読んで納得する時、必要なのは正しさだけではない。その考えが、どんな背景から生まれたのかもその説得性に寄与する。どんな立場で、どんな規律を重んじ、何を大事にして生きている人なのか。その前提が見えることで、「この人の意見なら理解できる」と感じられるのだ。
生成AIに足りないもの(人間だからこそ書けること)
生成AIの答えには、その背景がない。誰の人生でもない前提から導かれた、平均的な結論だ。論理的に正しく、無難で、整っている一方で、「なぜその判断なのか」「その結果なのか」は見えない。
価値観が分かれる問題になればなるほど、この弱さははっきり表れる。
子育ての考え方、仕事と家庭のバランス、お金の使い方。こうしたテーマに明確な正解はない。同じ状況でも、人によって選ぶ道は違うし、何を優先するかで判断は変わる。そういうときに知りたいのは、答えそのものではなく、「似た立場の人がどう考えたか」だ。似た立場の人の意見は生成AIよりもより共感できるのだ。
ブログがこれから果たすべき役割
人の意見には必ず癖がある。迷った跡があり、選ばなかった道があり、「これを選んだ代わりに、これを諦めた」という痕跡が残っている。失敗の可能性や、不安を抱えたまま決断したことも含まれている。その不完全さこそが、読む側にとっての材料になる。
自分と同じか、違うか。
自分ならその選択に耐えられるのか。
その判断をした結果、自分は何を失い、何を得るのか。
そうやって考えるための比較対象として、人の経験は価値を持つ。
AI時代のブログ戦略:今、何を書くべきか?
だから、これからのブログは「正解を教える場所」ではないと思う。「この条件、この立場、この時期の自分なら、こう考えた」という思考を残す場所だ。
うまくいった方法を書くよりも、なぜそれを選んだのか。
成功談を語るよりも、途中で何に悩んだのか。
結論を断言するよりも、その人が背負っていた前提を正直に書く。
それらは生成AIには置き換えられない。時間の中で積み重なった経験と判断は、本人にしか語れないからだ。
最後に
「問いに対する答え」を書くのではなく、「自分は何を見て、何を考え、どう判断したのか」を書く。
それを読んだ誰かが、「自分ならどうするか」を考えられる。同じ立場の誰かに共感してもらえたり、迷ったときの判断材料になったりする。そういうブログとして、価値を積み重ねていきたい。
参考
- 理解したつもりで判断が歪む理由 ── 見方を整理し、判断の幅を広げるために ブログの将来価値を考える際、「今うまくいっていない」「もう遅い」といった見方が先に固まってしまうと、判断そのものが狭くなります。この記事は、なぜ人は理解したつもりになった瞬間に視野を失うのかを整理しており、ブログの価値を短期的な結果だけで判断してしまう構造を捉え直す視点を与えてくれます。
- 判断の質を支える三本の柱 ブログの価値をどう評価するかは、感情・理解・合理性が絡み合った判断です。この記事では、判断がどの要素で成り立っているかを整理しており、「将来性があるか/ないか」という二択で考えてしまう前提そのものを見直す手助けになります。
- 答えを知っただけで、理解したと錯覚する判断の危うさ 「ブログはもう稼げない」「価値がない」という言説を知っただけで、それを理解したと錯覚してしまうケースは多くあります。この記事は、情報を知ることと理解することの違いを整理しており、ブログの将来価値を考える際に陥りやすい思考の省略を自覚するための補助線になります。
- 答えを知っても、納得できない理由 ──判断を終わらせるための思考と納得 ブログを続けるかやめるかという判断は、単なる情報では決まりません。この記事では、判断には「納得に至る過程」が必要であることを整理しており、将来価値を考える際に感じる迷いや引っかかりを、そのまま放置しないための考え方を示しています。
- なぜ私たちは、事実ではなく「解釈」を見て判断してしまうのか ブログの現状や市場の話題を見たとき、人は事実そのものよりも、自分なりの解釈を通して判断しがちです。この記事は、その解釈がどのように作られるかを整理しており、「ブログの未来は暗い」という見方がどこから生まれているのかを冷静に見直すための参考になります。